若い女性を「ニオイ拷問」で死なせる北朝鮮刑務所の実態

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「海外から強制送還された1人の若い女性が栄養失調になったため、教化所当局は彼女を食堂勤務に移した。しかしそれは、残飯でも与えて栄養を摂らせようというような『配慮』からの措置ではなかった。『食べ物のにおいでもかいで生きてみろ』ということだったのだ。この女性は間もなく死亡してしまった」

(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

教化所当局が、何を目的にこのような措置を取ったのかは詳らかでない。しかし、何が目的であったにせよ、飢えている人間に食べ物を与えず、においだけをかがせるという行為は拷問以外の何物でもない。

北朝鮮の警察や秘密警察は様々な方法で拷問を行うが、このようなやり方を聞いたのは初めてだ。

金正恩党委員長は最近、国際社会の批判を気にしてか、警察や秘密警察に対して拷問をやたらと行わないよう指示を下したとされる。だが、それは一般国民に対しての話で、受刑者は対象に含まれていないということなのだろうか。