北朝鮮で覚せい剤の密造・密売・乱用がまん延し、当局が頭を痛めている事実はつとに知られている。
(参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち)また、覚せい剤の乱用と性的スキャンダルが「セット」になって発覚するのは、日本でも韓国でも北朝鮮でも同じのようである。
(参考記事:「男女関係に良いから」市民の8割が覚せい剤を使う北朝鮮の末期症状)ただ注意しなければならないのは、上記のような「事情通」の証言だけでは、韓国が本当に北朝鮮製薬物によって汚染されているかどうか、決定的な見極めはつかないということだ。覚せい剤はその成分分析により、精製された場所が特定できると言われる。ほかにも、覚せい剤の「仕出し地」を特定するために必要な要素は様々ある。現状では、北朝鮮製薬物の韓国汚染は「可能性」のひとつとして考えるべきかもしれない。