当局は、人民保安省(警察庁)管轄の9ヶ所の教化所(刑務所)、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)保衛部(秘密警察)の教化所の収監者の中から、健康状態が良好な30代以下の25万人の人員を選抜し、現場に投入した。
金正恩氏は今年5月25日、工事現場の現地指導を行ったと北朝鮮の国営メディアは報じている。
しかし実際のところ、9月9日までの完成などそもそも無理だったのではないか。
江原道(カンウォンド)にある教化所の幹部は「1月から今まで、葛麻地区の工事現場では7000人、月単位では1000人が死んでいる」と証言した。「今のように無理に工事を進めれば、動員された収監者の半分も生き残れないだろう」と述べた。