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北朝鮮の食料事情などを視察するため、9~12日に訪朝したマーク・ローコック国連事務次長(人道問題担当)兼緊急援助調整官は、今回の訪朝を通じて北朝鮮では依然として人道主義への挑戦が続いていることを確認したと語り、北朝鮮の子どもたちに対する支援の必要性を強調した。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

(参考記事:南北対話のかげで餓死者続発…北朝鮮国民の「幸福」は遠い

ローコック氏は「北朝鮮はここ数年間で、国民への食糧と医療サービスの提供で多くの進歩を遂げたが、行く道はまだ遠く険しい」と語った。

また、2011年には北朝鮮の児童の30%が栄養失調に起因する発育不良の状態にあったが、現在ではその数値が20%に低下したものの、依然として高い水準にあると指摘した。

同時に、比較的少量の食糧や医薬品を支援することにより、北朝鮮国民の命を救い、痛みを軽減することができるという事実について、各国を説得すること国連の最優先課題であると強調した。

ローコック氏によれば、国連が今年3月、北朝鮮支援のために1億1千100万ドルが必要であると明らかにした後、4カ月間で集まった資金はその10分の1に過ぎないという。