講演では「109常務」(韓流取り締まり班)の役割を高めるべきということも強調され、住民統制の強化で資本主義的要素にこの地を一歩も踏ませないという言葉で締めくくられた。
このような内容の公演を聞いた幹部たちは衝撃を受け「裏切りじゃないか」という反応を示し落胆したという。つまり、北朝鮮を取り巻く国際的な環境は今後良くなっていくのに、当局は国内で一般国民の意識を麻痺させる方針、つまり愚民政策を取ろうとしていると見ているということだ。
当局が好ましく思わない行為を指す「非社会主義」だが、取り締まりの対象が広範囲に及んでいるため、国民の間から強い不満が続出し、取り締まり緩和の兆しが見えていた。