そもそも、トランプ氏が24日に会談中止を通告した際、その理由として挙げたのは、北朝鮮側が崔善姫(チェ・ソニ)外務次官の談話として示した「怒りとあからさまな敵意」だった。
そして、崔次官はその談話の中で、「われわれは米国に対話を哀願しないし、米国がわれわれと対座しないというなら、あえて引き止めないであろう」と断言。ほかにも非常に強い言葉を並べ立てて、米国を非難している。
(参考記事:「米国との対話、哀願しない」北朝鮮外務次官が談話)これもまた、金正恩氏の意思を代弁したものであるのは明らかだ。北朝鮮のメディア戦略は金正恩氏が直々に統括しているはずであり、そうでなければ、彼のヘンな写真が次々に公開されるはずもない。
(参考記事:金正恩氏が自分の“ヘンな写真”をせっせと公開するのはナゼなのか)