「性的虐待されたのが私一人だけだったら、墓場まで持っていったかもしれません。しかし、あのようなことはまだ北朝鮮で起きています。
私を性的虐待した監察課副課長だけでなく、それなりのポストにいる人々は、一般庶民を軽く見ている。多くの人が被害を受けているのに、家族すら知りません。私の家族も、私がこんな目にあったことを未だに知りません。だから、韓国にいる今、堂々と事実を知らせたいのです。早く統一されて、北朝鮮から苦痛が消えて、人々が普通の暮らしを送れるようになることを望むばかりです。
性的虐待と強制中絶は女性被害者に深刻な精神的肉体的苦痛を与える反人道犯罪です。国際社会は、このような反人道犯罪を記録しており、加害者に責任を問う日が来るでしょう。拘留場と集結所にいる北朝鮮当局者たちは、今すぐに収監者に対する人権侵害をやめなければなりません」
(参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も)金正恩党委員長は今、米朝会談で人権問題が取り上げられることを最も恐れている。