それを考えると、この男性と妻は、それなりの地位や財力、地方幹部とのコネを持った人物と思われる。
その証拠に、この件で保衛部は大慌てして、医療費と見舞金を夫婦に握らせた。しかし、被害者側は矛を収めるには至っていないという。
この話が郡内に広がり、市民の間には怨嗟の声が渦巻いている。
「暮らし向きがよければ中国や南朝鮮にいるきょうだいに送金を頼む必要がない」「保衛部は無実の人を犯罪者に仕立てて、教化所(刑務所)送りにするのに飽き足らず、障がい者にして苦痛を与えている」
韓国では、軍事政権による虐殺、拷問などの人権侵害の真相究明のための調査が続けられ、徹底した断罪が行われている。