金正恩氏は父が愛した「天才ヴァイオリニスト」を容赦なく殺した

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

モスクワ留学中の2005年には、モスクワ・パガニーニ国際コンクールで3位に入賞すると、続いてハンガリーのカネッティ国際ヴァイオリンコンクールで優勝。2007年のオイストラフ・ヴァイオリン国際コンクールでも2位入賞を果たすなど、その経歴は実に輝かしい。

ムン氏の才能にほれ込んだ金正日総書記は、1億7千万円相当の1716年製ストラディバリウスを購入し貸与したと言われている。そして自身が創設した銀河水管弦楽団のコンサートマスターに任命したのだ。

銀河水管弦楽団のフランス公演ではオーケストラのコンサートマスターを務めたほか、サン=サーンス作曲の「序奏とロンド・カプリチオーソ」を演奏し、フランスの聴衆から大絶賛を受けた。アンコールでは朝鮮の曲「ニルリリヤ」を演奏した。

しかし、金正日氏が愛し育てた素晴らしいヴァイオリニストを、息子の金正恩氏は容赦なく処刑した。