北朝鮮は脱北の取り締まりを強化しているが、それにも関わらず、昨年は計9回にわたり15人の北朝鮮国民が、北朝鮮と米韓軍が対峙する最前線の警戒をかいくぐって韓国に亡命した。前年の亡命者が5人だったのに比べ3倍に増えた。しかも、昨年の亡命者のうち4人は軍人である(前年は1人)。
とくに衝撃的だったのは、11月13日の兵士亡命時に起きた銃撃事件だ。このとき、亡命した北朝鮮兵士は追っ手の銃撃を浴び、瀕死の重傷を負った。
(参考記事:必死の医療陣、巨大な寄生虫…亡命兵士「手術動画」が北朝鮮国民に与える衝撃)続いて今月21日に起きた兵士亡命に際しても、北朝鮮と韓国は交戦には至らなかったにせよ、双方が発砲する場面があった。