中国と平壌を行き来しているある華僑商人が、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に語ったところによると、コンドームを北朝鮮に持ち込もうとすると「風紀びん乱物品」と見なされ税関で止められてしまうという。また、持ち込みに成功しても、販売が摘発されれば重い処罰を受ける。
平壌に滞在中の中国人ビジネスマンによると、北朝鮮では売春が大々的に行われており、コンドームが不可欠となっている。RFAによれば、北朝鮮の某幹部も「避妊と性感染症予防のためには、国が率先してコンドームを生産し、人民に配給する必要がある」とその必要性を認めている。
実際、手軽に使える避妊器具であるコンドームは、北朝鮮でもとても人気が高く、中国に出張した北朝鮮幹部はコンドームを大量に買い込むほどだという。