「おらこんな村いやだ」と故郷を捨てる北朝鮮の農民たち

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なぜ農民は都会に行こうとするのか。それは、都会と農村の圧倒的な経済格差のせいだ。

役人にワイロを払って都会に出て1ヶ月働ければそれなりの給料がもらえるが、農場で1年間懸命に働いても、秋の収穫の時期にもらえる分配は都会の1ヶ月分の給料にも満たない。さらに、都会のように大きな市場がないため、現金収入を得られる機会が少なく、品物も情報もあまり入ってこない。さらには、日照りによる凶作も離農を後押ししている。

平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK情報筋によると、このような離農は数年前から増え、定州(チョンジュ)では若い男性の半分以上が、家族を食べさせるために故郷を離れた。