韓国の北朝鮮専門メディアであるニューフォーカスが、13日に軍事境界線上の板門店を突破し、韓国へ亡命した朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士について、「運転兵」である可能性を指摘している。
最近、韓国に入国したという北朝鮮軍の元大佐は、ニューフォーカスに次のように語っている。
「板門店の近辺では、武装した兵士が車両の運行を統制している。運転兵か整備兵でもなければ、検問所を通過するのは不可能だ。仮に運転兵であれば、部隊の配置など機密情報を知っている可能性がある。北朝鮮では上級指揮官でなければ、ジープをあてがってもらえないからだ」
消えた師団長
運転兵の脱北は2015年6月に前例があるが、このときは軍事境界線付近に車を止め、徒歩で韓国に入っている。