先週から今週にかけて大寒波が日本列島を覆った。東アジア各地でも記録的な寒さが続く中、北朝鮮も例年を上回る寒さのため住民たちは厳しい生活を余儀なくされている。
金正恩体制の聖地「白頭山」付近の三池淵(サムジヨン)地域では、24日にマイナス40度を記録。現地で行われている「白頭山青年英雄発電所」の建設工事現場では、作業員らが次々に凍傷にかかっている。
(参考記事:北朝鮮、強い寒波が襲来…白頭山付近はマイナス40度)また、各地で水道管や井戸が凍り、比較的暖かい東側の地域でも、水道管の凍結、破裂が続出。住民たちの間で「水確保戦闘」が繰り広げられている。しかし、こうした被害に対して北朝鮮当局は何ら対策を取っている形跡がない。
(参考記事:北朝鮮、大寒波で都市機能マヒ…当局は「党大会」のプロパガンダに夢中)『凍土の共和国』という北朝鮮の実態を描いた書籍があるが、冬の北朝鮮は文字通りの「凍土」だ。