北朝鮮の朝鮮民主法律家協会のスポークスマンは3日、米国のインターネットメディアが「インターネット空間で尊厳あるわが国家と総連(在日本朝鮮人総連合会)の知的所有権を侵害する不法無法の行為をはばかりなく働いている」と非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
談話は、米国の北朝鮮専門インターネットメディア「NK NEWS」「NK PRO」「KOREA PRO」「KCNA WATCH」に対して、「わが共和国と総連の出版・報道資料を巧妙に悪用した反朝鮮・反総連謀略記事を掲載している」「不法に窃取したわれわれの出版・報道資料を公然とデータベース化し、あたかも自分の所有物のように閲覧者に無料で提供している」などと非難した。
つづけて、「わが国家の神聖な知的財産に対するインターネット上での横暴非道な強盗行為、『ベルヌ条約』と『WIPO著作権条約』に対する乱暴な違反として強く断罪、糾弾する」と強調した。
また、NK NEWSが「自分らが朝鮮について紹介、宣伝しているのでありがたく思うべきだという途方もない白昼強盗さながらの論理まで公然と持ち出している」としながら、「これは、犯した罪を重ねる無謀な行為になるだけである」と非難した。
そのうえで、「朝鮮民主法律家協会は、米国が誰にも通じないくだらない弁解を直ちに止め、犯した不法行為に対して公式謝罪し、補償することを強く求める」と主張した。