韓国のリバティ・コリア・ポスト(LKP)によれば、北朝鮮の首都・平壌で8月中旬、21歳の女子大生が投身自殺する事件があったという。そしてその女子大生は自ら死を選択するに当たり、金正恩党委員長に宛てた手紙形式の遺書を書いていたという。
平壌で貿易業に従事するLKPの消息筋によれば、この女性は、張鉄久(チャン・チョルグ)平壌商業総合大学の学生だったという。同大学は、レストランやホテルなど観光分野で働く人材の養成機関だ。卒業後は外国人が利用する高級ホテルなどに配属され、中国などの北朝鮮レストランで働く美人ウェイトレスたちも、多くがここの卒業生だ。
そのため北朝鮮女性の間で非常に人気が高い大学であり、この女子大生も「才色兼備」の人材であったと想像できる。LKPの消息筋によれば、彼女の父親は軍の護衛司令部勤務だったというから、まさにエリート家庭だ。
しかし、今回は父親の経歴が悲劇の発端になったようだ。