金正恩党委員長ら北朝鮮指導部の除去など「斬首作戦」に当たる韓国軍の「特殊任務旅団」が1日、創設された。兵力は約1000人規模で、既存の特殊戦司令部内にあった旅団の人員と装備を増強して作られた。
韓国軍は、朝鮮半島有事に際し北朝鮮指導部を狙う大量反撃報復「KMPR(Korea Massive Punishment & Retaliation)」を作戦概念として採用しており、旅団はその遂行戦力となる。
有事の際に北朝鮮の首都・平壌に進攻し、指導部を除去して戦争指揮施設を無力化することで、核兵器の使用を未然に防ぐのが目的。
韓国メディアによれば、旅団は国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者の殺害作戦に参加した米特殊部隊DEVGRU(デブグル)などを参考につくられたという。