金正恩氏の恐怖政治がもたらした「石碑ブーム」という壮大なムダ

北朝鮮の幹部たちの忠誠心競争が、莫大なムダを生んでいる。党や行政の機関、国営企業や工場、軍の幹部が、山積する課題そっちのけで、金正恩党委員長が現地指導に訪れたことを示す史跡碑(石碑やモザイクタイル)の設置を最優先で進めており、その傾向が度を越してきているのだ。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)と江原道(カンウォンド)のデイリーNK内部情報筋によると、以前なら正恩氏から指摘された内容の実行が最優先課題だったが、最近では、史跡碑の設置が優先されるという。

江原道のある軍部隊を例に取ると、兵舎や食堂への電気の供給は止まったままだというのに、史跡碑にはソーラーパネルを設置して、夜通しライトアップする計画だ。