北朝鮮で列車事故が発生し、300人以上の死傷者が発生したことが明らかになった。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
北朝鮮の鉄道は老朽化が著しく、経済難でメンテナンスもままならないため、事故が多発している。
橋の崩壊でも大惨事
1989年には、平壌から穏城に向かっていた列車が鉄橋から川に落下し、数百人から1000人が死亡した。また、2006年には平羅線の高原(コウォン)駅付近で、旅客列車と貨物列車が正面衝突し、乗客670人が死亡した。
(参考記事:死者数百人の事故が多発する北朝鮮の「阿鼻叫喚列車」)咸鏡北道(ハムギョンブクト)と両江道(リャンガンド)の情報筋からの情報を総合すると、今回の事故の概要は次のとおりだ。