朝鮮労働党機関紙・労働新聞は8日、韓国国民は在韓米軍を追い出すべきであるとする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。

論評は、朴槿恵大統領が9月30日、ブルックス司令官ら在韓米軍の幹部らを青瓦台に招いて開いた昼食会で「米国との『同盟』を口を極めて賛美する醜態を演じた」と非難。

また、「南朝鮮は、米国に対する幻想から覚めるべきであり、米帝侵略軍を撤退させ、米国との『同盟』を撤廃する道へ進まなければならない」と主張した。

さらに「朝鮮半島とそれを巡る周辺勢力の力学構図が根本的に変わっている現時点でかいらい当局ができる最善の選択であり、与えられた宿命であり、南朝鮮人民に提起される当面の闘争目標である」と指摘し、韓国国民に対し、在韓米軍を撤退させるため立ち上がるよう呼び掛けた。

核兵器で韓国を軍事的に圧迫しつつ、韓国社会に反米機運を醸成しようとの意図をにじませたものと言える。