中朝国境の町、中国遼寧省丹東市。なぜか、ここで北朝鮮のトラックドライバーがパンを爆買いしているという。その理由を、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が探った。
中身のチェックすらせず
現地情報筋によると、ここ最近、丹東税関近辺にある食料品店やパン屋の店頭に、個別包装されたパンが箱詰めされて置かれることが増えたという。
丹東市の住民によると、これらは北朝鮮のトラックドライバーからの注文を受けて箱詰めしたものだ。
「ほとんどのドライバーたちが、『100元(約1500円)分のパンを1箱に詰めてほしい』と注文する。受け取っても中身の確認すらせず持ち帰る」(現地情報筋)