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地中海に浮かぶ小国、マルタに派遣されていた北朝鮮労働者が脱北し、韓国に入国したと、韓国の聯合ニュースが報じた。

現地の情報筋によると、脱北したのは中年男性1人と20代女性1人だ。名前、出身地、脱北の経緯など、詳しいことは明らかになっていない。

彼らは、今年初めに首都バレッタ近郊のグリザにオープンした北朝鮮レストラン「ザ・ガーデン」で働いていた。この店、設備は古ぼけていて、客のいない時には電気を消すなど、 資金繰りに困っている様子がありありと見て取れたという。

アフリカ方面に向かった?

店は半年も経たずに閉店し、現地では「2人は脱北したのではないか」と噂されていたが、事実であることが本人からの電話で明らかになった。

彼らと付き合いのあった現地の情報筋は「知人のところに彼らから電話があり『すでに韓国に入り、脱北者教育機関のハナ院にいる』と言っていた」と述べた。

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マルタはクルーズ船、タンカーなど船舶の出入りが激しいこともあり、2人は船に乗り、まずイタリアかアフリカ方面に逃げたものと思われる。

一方、マルタの新聞「イル・ムメント」によると、別の職場で働いていた北朝鮮労働者1人も行方不明になっており、韓国に入国した可能性が提起されている。

事実上の追放

マルタはポーランドと並び、北朝鮮からの派遣労働者を受け入れていた数少ないEU加盟国の一つだった。

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給料のピンはね、強制労働などの違法行為、人権侵害が指摘され、国内外から激しい批判を浴びていた。

マルタ政府は、労働ビザを更新しない形で、北朝鮮労働者を事実上の追放に追い込んでいる。追放と脱北との関係は明らかになっていないが、当局から要求された上納金を払えず、処罰を恐れて脱北した可能性が指摘されている。