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訪中している朝鮮労働党中央委員会の李洙墉(リ・スヨン)副委員長は5月31日、北京の釣魚台国賓館で中国共産党の宋涛対外連絡部長と会談。また同日には、朝鮮労働党代表団のための宴会が開かれた。朝鮮中央通信が6月1日、配信した。

同通信によると李氏は、中国側に「金正恩同志が経済建設と核戦力建設を並進させる戦略的路線を恒久的にとらえて朝鮮半島と地域の平和と安全を守っていくという朝鮮労働党の原則的な立場を闡(せん)明した」と、今後も核開発を継続する意思を明確に伝えた。

これに対して、中国の宋氏は、「中国共産党は両党、両国の老世代指導者たちがもたらし、開花させた貴重な富である伝統的な中朝友好関係を高度に重視し、新しい環境に合わせてより強化発展させていく」と述べるに留め、核問題に関する言及は避けた。

金正恩党委員長の最側近であり、メッセンジャーともいえる李氏が、中国側に改めて「核開発」の意思を示したことにより、今後の中国側の対応が注目される。