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中国は今月初めから北朝鮮産の石炭の輸入をストップした。石炭を満載したトラックは行き場を失い、新義州(シニジュ)の税関前に立ち往生している。このニュースが口コミで北朝鮮全土に伝わり、不安心理が高まっている状況だ。一方、中国は数ヶ月以内に石炭の輸入を再開するとの見方を示す北朝鮮専門家もいる。

韓国の国民大学のアンドレイ・ランコフ教授は、ロシア国営通信スプートニクとのインタビューで「中国の北朝鮮産の石炭輸入停止は一時的なものだ。中国政府は敵対的な姿勢を示すことで、不快感を伝えると同時に、このままでは経済が悪化するというメッセージを北朝鮮に伝えようとしている」と述べた。

さらに「数ヶ月以内に北朝鮮の輸出と経済は非常に困難な状況となるだろう」とする一方で、「学習期間」が終われば中国は北朝鮮からの石炭の輸入を再開するとの見方を示す。つまり、数ヶ月後に再開されるとの見通しだ。

国連の安全保障理事会で採択された北朝鮮に対する経済決議2270は、北朝鮮産の鉱物の購入を国連加盟国に禁じている。金、チタン、バナジウム、レアアースなどは完全に禁止されているが、石炭や鉄鉱石については核兵器や弾道ミサイル開発と関連する取引以外は禁止していない。