インタビューから見えてきたのは、平壌市民はさほど堪えていないが、地方住民にはかなりの影響が出ているということだ。
記者「非常に強力な制裁が行われているが、国内の雰囲気は?」
A氏「コメ、トウモロコシ、生活必需品の価格が上がったが、市民はさほど動揺していない。中国が制裁に同調しているため、中国からの輸入品の価格が上がったものの、高騰というレベルに達する兆しはない」
記者「国際社会の制裁についての市民の見方は?」
A氏「中国が防波堤になっているのに、まともに制裁できるわけがない、との声が最も多い。中国製の商品を積んだトラックが1日に数十台も入ってきて、生産に必要な資材が輸入されている。資材の供給を受けた工場と企業所は、1日14時間稼働している。皆、『(制裁はしばらく続くかもしれないが)、中国とロシアのおかげで、そのうち終わるだろう』と考えている」
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