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米韓が今月、西海で実施を計画している合同軍事訓練に対し、中国が強力に反発している。

当初計画されていた西海合同軍事訓練を東海での分散訓練に変更し、中国が強く反対している空母ジョージ・ワシントン号の訓練参加を保留する方向に変更したが、中国は東海での軍事訓練にまでも断固たる反対の立場を示しており、対立が避けられない状態だ。

中国は西海での合同軍事訓練が、中国の安全に深刻な危険が及ぶというよりは、北朝鮮を擁護し北の安定を守る為としか考えられない。

天安艦事件において米韓は中国の顔色を伺ってきた。例えば米韓両国は、6月末に西海合同軍事訓練を実施する予定であったが、国連安保理での中国の協力の可能性を考慮し7月に延期したいた。

一部では、米国のこの様な方針を東アジアを安定的に管理するという戦略と解釈できるが、違う視点からは中国の反発を意識した米国が、北朝鮮に対する中国の利害関係を尊重するという風にも受け止められる。

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結果論的な話だが、国連安保理で中国の積極的な協力を引き出すことができないのならば、合同軍事訓練を安保理後に延期する理由が無かった。また、中朝共助がはっきりと顕わになっている現時点で、中国への刺激を配慮し、米韓両国が訓練計画を再度考慮する必要が全くない。

中国の反発と非協調的な態度を恐れ、北朝鮮の破倫的挑発を黙認すれば、今後発生しうる類似事件に対し米韓は卑屈な行動を繰り返す事になるかも知れない。

『中国は北朝鮮を決して見捨てない』という教訓を刻み込む必要がある。天安艦沈没が北朝鮮の仕業であることが明らかになった以上、韓国社会は今回ばかりは、中国が北朝鮮をかばう大義名分が無いと考えていた。

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中国の反発をなぜ恐れるのか? 朝鮮半島の安定と平和を繰り返す中国が、世界最強の軍事力を誇る米国を相手に戦争を始めるという憂慮なのか。米韓は当初に計画の通り西海軍事訓練を一刻も早く実施し、ジョージ・ワシントン号を訓練に参加させなければならない。

この様な断固たる措置だけが、北朝鮮に現実的な警戒心を植え付けることができ、中国に対する北朝鮮の幻想も崩れるはずだ。今こそ真の勇気が必要な時だ。