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北朝鮮政府は、国際連合人権高等弁務官事務所からの問い合わせに回答し、2005年から2016年の間に、6473人の女性が有効なパスポートなしに海外に出国し帰国したとしながら、その多くが経済的困難、人身売買の犠牲となり違法に国境を越えたと説明。彼女らは帰国後も処罰されることなく、国の慈悲深さと包容力のおかげで安定した生活を送っていると主張した。

また、拘禁施設内での全ての手続きは法に則って行っており、人権侵害を防ぐための徹底した管理監督も行っていると主張したが、HRWは事実と異なると反論している。

(参考記事:北朝鮮、脱北者拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も

HRWのヘザー・バー氏は、いかに北朝鮮が否定しようとも、女性が肉体的、性的に虐待されているという明確な証拠があると指摘。国連は女性の権利を尊重するよう圧力をかけるべきで、北朝鮮が実態調査を拒んでいる状態を放置してはならないと述べた。