<6月の北朝鮮情報>
=@インタビュー対象: 南浦市居住の貿易労働者
=@インタビュー日:6月
配給状況
6月10日に平壌の人から聞いた話によれば、配給は行われているが統制がより一層激しく、苦しい生活を送っているという。配給が少なすぎて暮らす事ができず、地下鉄に家の無い人々があつまっているという話を聞いた。
食糧状況
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面人民の生活は現在相当に難しい。南浦市内では老人や捨てられた子供たちが飢え死にする事件があった。路上には家の無い人が増加した。2割程度の人が家を無くした様だが、貨幣交換によって現金が枯渇した為、家を売り食料を購入したと言われている。
平壌では地下鉄では多くの家を失った人が寝泊りをしているという。
スリも多発している。最近では窃盗犯らは剃刀だけ持ち歩くのではなく、ピンセットを使って財布の中身を全て抜き取る。
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南浦でも市場の取り締まりは相変わらずだが、路上市の取締りはそれほどでもない。
田植え戦闘の影響から市場は午後4時に開始し午後8時頃には終わる。
朝市は4時30分から6時30分までで、決められた時間が過ぎれば締め出される。
6月13日には監視隊が中国産の靴下の取り締まりを行った。
靴下の商標に女性の裸体写真があった為、全品回収を行った。
ワールドカップの雰囲気は全くない
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北朝鮮の犯行では無く、米帝と南朝鮮が捏造した宣伝であり、南朝鮮が拡声器を設置するならばこれに対応して砲射撃を行うという内容をラジオとテレビで報道した。6月14日21時の総合報道で視聴した。
しかし、住民の間では10人の中9人は北の犯行だと話している。また、南朝鮮人民の間では、戦争の恐怖を扇動するハンナラ党に反対する雰囲気が蔓延しており、今回の地方選挙ではハンナラ党が掌握していた慶尙道で惨敗したとの報道があった。
海辺のウォルサ里では戦争への緊張感が高まっており、防空空訓練を週に1度ほど行っていると6月初めに聞いた。渡り蟹漁師らが一切の生計活動を行う事が出来ずにいるが、戦争への危機感からか露骨に不満を表してはいないという。
また、5月と6月には平南から平安北道に移動に対する取り締まりが一層に強化され、荷物検査が厳重に行われる様になったと感じた。
6月15日の南浦南興市場の物価(1キロ基準)、(北朝鮮ウォン)
為替:100ドル−北朝鮮ウォン
12日