北朝鮮「性上納」で出世してもお先真っ暗…労働党員もクビ

今月7日に開催された朝鮮労働党中央委員会第7期第2回総会では、金正恩氏の実妹の金与正(キム・ヨジョン)氏と正恩氏と親しい関係にあると見られる玄松月(ヒョン・ソンウォル)氏が労働党中央員会入りした。異例の抜擢と言われているが、金正恩氏の私情が露骨に反映した人事だ。こうしたことも労働党の権威を下げる理由の一つかもしれない。

高英起(コウ・ヨンギ)

1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。

脱北者が明かす北朝鮮 (別冊宝島 2516) 北朝鮮ポップスの世界 金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 (宝島社新書) コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記