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カリフォルニア大学バークレー校のロバート・スカラピーノ名誉教授は23日、「後継者に内定しているキム・ジョンウンの若さと経験不足が、北朝鮮の未来に暗い影を落としている」と話した。

米国で朝鮮半島の専門家として有名なスカラピーノ教授は、ソウルプラザホテルで開かれた朝鮮戦争60周年記念事業委員会が主催したシンポジウムの基調講演で、「北朝鮮の未来が今のように不透明だった時はなかった」と話した。

同教授は朝鮮戦争以降の南北についての評価を言及し、「60年に渡って北朝鮮と韓国は正反対の様子を見せている。韓国は比較的に成功した国であり、北朝鮮は失敗した国の範疇にはいっている」と評価した。

「北朝鮮の衰弱した経済は国全体を飢餓の脅威にさらし、多くの住民の健康と寿命に影響を及ぼす深刻な貧困状態に堕ちいている」と診断した。

「3世代目の支配者の継承に向け親族支配を強化し、軍事的な支配をさらに強めている。高齢化した北朝鮮の指導階層の交代などによって、近い将来に経済、政治、外交関係において南北間の格差がさらに拡大する可能性が高い」と予想した。

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「朝鮮戦争の結果のひとつである中朝関係は、経済的、戦略的に北朝鮮にとって極度なまでに重要になっているが、この数十年間は中朝関係は重要ではあったが親密ではなかった」と評価した。

「中国の指導者は、北朝鮮が間違った経済および政治政策を追求していると考えている。北朝鮮の核プログラムに反対し、北朝鮮が崩壊する場合には難民の流入を懸念している。そして、米国と同盟国の韓国と国境を接するという負担感を持っている。既に朝鮮戦争で大変大きな対価を支払っている」と説明した。

天安艦事件について「北朝鮮の潜水艦が発射した魚雷攻撃の可能性が非常に高くなっている。今後の状況とは関係なく、天安艦事件は朝鮮半島と国際社会に持続的に緊張感を引き起こすだろう」と予想した。