北朝鮮が15日に行ったミサイル発射実験を受けて、総統府は、国際社会の反対と国連の決議を顧みず、武力をもって地域の安全を脅かしていると北朝鮮を非難すると同時に、安保理決議に沿った制裁措置を確実に実行するとの声明を発表している。
また、国連安保理の制裁決議2270号、2321号、2371号に従い、6月に北朝鮮産の石炭、鉄鉱石など37種類の鉱物資源などの輸入を禁止し、8月には海産物、鉛の輸入を禁止する措置を取っている。
経済省国際貿易局の資料によると、台湾は北朝鮮から石炭、マグネシウム、サポナイトなどの鉱物資源を輸入し、アミノ酸、タイヤ、医療機器などを輸出していた。両国の貿易額は2014年前半期に約2785万ドル(約31億円)に達したが、その後減少を続け、今年前半期には約128万ドル(約1億4300万円)となり、3年で95.4%も減少した。