北朝鮮が平壌で10万群衆大会を開き、天安艦事件を『捏造謀略劇』と荒々しく非難を行った。

朝鮮中央通信によれば30日午前、住民10万人余りが平壌市内の金日成広場に集まり、『米帝と逆賊奴の反共和国対決謀略策動を糾弾する平壌市群衆大会』を開催し、李明博大統領の実名で非難をした。

この席で労働党平壌市党のチェ・ヨンリム責任書記は「内外の非難と抗議にもかかわらず、沈没事件の調査結果を発表し、国際社会を通じた制裁を主張している。南朝鮮と結託した日米の反共和国対決謀略策動によって、直ちに戦争が勃発する一触即発の情勢が作られている」と主張した。

引き続き、天安艦事件を国連安全保障理事会に回付するという韓国政府の方針に対して、「傀儡俣kが外勢と結託し報復のささいな動きが感知されれば、直ちに限りの無い報復打撃と強力な物理的打撃で対応するだろう」と威嚇した。

「全ての党員と勤労者は先軍思想で武装し、全国を難攻不落の要塞とし、敵が襲いかかれば直ちに殲滅戦を行う戦闘動員体制を整えなければならない」と発言した。

この日の行事会場の中央には李明博大統領を『民族の反逆者、売国奴』と指摘し、『米帝を追い出し祖国を統一しよう』というスローガンらが各所に掲げられており、行事の合間には群衆らがスローガンを叫び拳を突き上げていたと通信は伝えた。

群衆大会の主席団にはチェ・テボク最高人民会議議長兼党秘書、キム・ギナム党秘書、楊亨燮最高人民会議常任委員会副委員長などが参加した。

北朝鮮のこの様な行いは『天安艦外交』失敗にともなう国際社会での孤立と、南北対決告}にともなう民心の離反を事前に遮断し、『内部結束』を高める為だと考えられている。