米国の上院議員が、ロシアからサッカーのワールドカップの開催権を剥奪せよと求めた。
米上院の外交委員会のボブ・メネンデス議員(民主党)は自身のウェブサイトで、上院議員8人が国際サッカー連盟(FIFA)に対して、手紙を送ったことを明らかにした。
この中で、ロシアのワールドカップ競技場の建設現場において北朝鮮労働者が搾取されている疑いについて、調査を求める声に耳を傾けるよう求め、FIFAが国際規範を尊重しないロシアでのワールドカップ開催を決めたことに失望したとして、開催権の剥奪を求めた。
また、全世界の数十億人のファン、選手、労働者の生命に影響を与えうる組織として、FIFAは人権を擁護する責任に基づいて行動すべきであり、その根幹は、労働者と選手を強制労働から守ることだとし、ロシアと北朝鮮に適切な措置を取らなければ、人権侵害を容認するものと受け取られるだろうと警告した。