人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

20日に予定されている天安艦事件の調査結果発表で、『北朝鮮の仕業』という結果が出る可能性が高くなり、今後の北朝鮮の対応が注目されている。

米韓当局は天安艦事件が北朝鮮の仕業である可能性が高いと見て、様々な『懲罰』を準備している。外交通商部のユ・ミョンファン長官は16日、日韓外交長官会談で「天安艦事件は北朝鮮の攻撃によるもの」という立場をすでに伝えていると言われている。

しかし、調査結果とは関係なく、北朝鮮は無関係を再度強調する可能性が高い。むしろ対応に急ぐ国際社会の対応に反発し、武力行使、6カ国協議のボイコット、南北経済協力の中止などの攻勢の姿勢を先に行う可能性が高いというのが、専門家らの大方の予想だ。

米韓は緊密な協力を通じ、北朝鮮への制裁準備に取り掛かっている。韓国政府も南北経済協力の全面再検討および、天安艦事件に関する外交を積極的に行っている為、北朝鮮が激しい反発を起こす可能性が高いと指摘した。

2006年、2009年に北が核実験を行った際、韓国政府は『北の核は受け入れない』という原則的な立場で国連安保理の対北制裁の決議案にだけ賛成し、独自の対北制裁は行っていなかった。この為韓国が独自に制裁を行う場合、北の反発が大きい可能性もあり得る。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

特に北朝鮮はこれまで開城工業団地と金剛山観光産業を考慮し、DMZ(非武装地帯)での挑発を控えていたが、天安艦事件が北の仕業が明確になった途端、開城工業団地の陸路通行の遮断や不動産没収に続いて、DMZで挑発する可能性もあるという主張も出ている。

一連の行動に効果がない場合には、黄海や東海でミサイルを発射する可能性もある。最終手段として3回目の核実験を行うことも考えられる。徐々に圧迫のレベルを高めていくと予想されているが、一部では同時多発的な挑発の可能性も主張されている。

実際に天安艦事件が北朝鮮の関連性が浮上しだすと、北は金剛山の不動産没収措置や開城工業団地の陸路通行での安全保障ができないとなど攻勢を強めた。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

先月21日には外務省を通じて、『核兵器は必要な分だけ開発を続ける』と発浮?sい、今月12日には『核融合の反応に成功した』と主張した。

これは北朝鮮が天安艦事件などで窮地に追い込まれている時点で、『南北経済協力破綻の警告』や『核開発』、『核融合』を挙げ、米韓や国際社会へ攻勢を強めている一方で、天安艦事件の局面を転換しようとする意図というのが専門家の分析だ。

北朝鮮は2009年に2回目の核実験によって国際社会が制裁の動きを見せると、40日程が過ぎた7月4日には東海上で短距離ミサイル7発を相次いで発射し、朝鮮半島での緊張を高ませた。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

天安艦事件の調査結果発浮ェ近づき日米韓が様々な制裁措置を講じている中、北朝鮮も攻勢のレベルを高めるなど互いに譲らない状況下で、この様な予想が注目されている。

国家安保統一政策研究所のチョン・チョルヒョン先任研究委員は17日、デイリーNKとの電話インタビューで「北はこれまで開城工業団地など、南北経済協力を行っており非武装地帯での挑発はなかった。しかし、天安艦事件発阜縺A開城工業団地の没収や中断措置を講じて、非武装地帯で挑発をする可能性がある」と予想した。

対外経済政策研究院のチョ・ミョンチョル研究委員も「天安艦事件の結果が発表されれば、北朝鮮は『南北関係を対決告}に持ち込もうとする韓国の自作自演だ』と反発するだろう。6カ国協議だけではなく、経済協力も難しくなる。特に開城工業団地の労働者を撤収させる措置を講じる」と話した。

国防大学のキム・ヨンス教授は「6月の地方選挙を目前に北朝鮮が我田引水の態度で情勢判断に失敗した場合、高強度の偶発的な挑発を犯す可能性が高い。黄海や東海でのミサイル発射だけではなく、DMZで韓国の先制攻撃と主張し、小規模の挑発をする可能性もある」と予想した。

また、3回目の核実験の可能性の主張も出ている。2回目の核実験で国連の1874号制裁を受けている北朝鮮としては、「これ以上退く所はない」という判断から3回目の核実験を行う可能性もあるという話だ。

一部では中朝首脳会談で金正日の望みが叶わなかった為、天安艦事件で国際社会からの孤立がさらに深刻化されれば、朝鮮半島情勢を不安化させるなど中国を狙った核実験も考えられるという主張も出ている。

チョ研究委員は「中国は天安艦事件の制裁に参加はしないが、北朝鮮に対する中国の立場によって核実験の有無が決まる。金正日の訪中の後、中国が実質的な支援をしない場合には、中国に状況の深刻さを認識させるために核実験を行うことも考えられる」と予想した。

チャン先任研究委員も「北朝鮮は国際外交カードを既に使用したが、最後に強く挑発する可能性は高い。特に、今回の訪中で経済的な支援の結果が悪い為、中国を狙っての3回目の核実験の可能性も高い」と話した。

そして、北朝鮮は天安艦事件で国際社会の制裁を受け、6カ国協議をボイコットするという予想も出ている。

非核化への6カ国協議に参加しないと公言し、国際社会での交渉力を高めるという戦術だ。北朝鮮は昨年に外務省の声明を通じて、長距離ロケットの発射に関する国連安保理の制裁を理由に「二度と6カ国協議に参加しない」と強く反発した。

今後、朝鮮半島の緊張は高まると予想されているが、北朝鮮の挑発に対する韓国政府の対応策作りなど北朝鮮対策を入念に準備をすべきだという指摘も多い。