文氏が示してきた「南北の民間交流については柔軟に検討する」との方針を今後も維持するものと思われる。
(関連記事:韓国政府、民間団体の北朝鮮訪問申請に「柔軟に対応」)また、文氏が北朝鮮に向けて「米韓の定めたレッドラインを(北朝鮮が)越えた場合、われわれはどう対応するか分からない。北朝鮮が、後戻りのできない橋を渡らないことを望む」と警告を発したことについて、イ報道官は「何がレッドラインなのか」とする記者からの質問に「中身を公開すればレッドラインではない」述べ、説明を避けた。
一方で統一省は、ICBM発射実験の行われた4日にも、民間団体の対北接触(北朝鮮訪問)申請1件を承認し、文在寅政権発足後の承認件数は50件に達した。しかし、今までとは異なり、今後は承認した団体の名前や北朝鮮訪問理由の公表は控え、件数のみを公表するとの方針を示した。