「保衛省の指示文によれば、事件は、清津市内のある家屋に男女の学生らが定期的に集まり、韓国の映画や音楽を密かに視聴。違法薬物に酔った状態で音楽に合わせて踊ったり、性的にいかがわしい行為をしたりしたもの」(情報筋)だという。
(参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち )ただ、指示文はこの事件で何人の学生が摘発され、どのような処罰を受けたかについては言及していないという。
一方、咸鏡北道の内部情報筋は「事件は地元の住民らも気づかないほど静かに処理された」としながら、「摘発の端緒となったのは今年2月、韓国の音楽を聴いていて捕まった清津芸術大学のある男子学生が、取り調べを受けていた道の保衛局で自ら命を絶った事件だった」としている。