韓国政府はこの団体を含め、人道支援、宗教、スポーツなどの団体から出されていた北朝鮮訪問申請10数件を承認しているが、北朝鮮はいずれについても入国を拒否する可能性が高いと見られている。
また、2000年に金大中大統領と金正日総書記が、初の南北首脳会談で発表した6・15南北共同宣言から17年になることを記念した行事を南北の民間団体が共同開催する件についても、北朝鮮は消極的な姿勢を示しており、韓国の主催団体の入国を拒否する可能性が高い。
今回の入国拒否は、対北朝鮮制裁に積極的な韓国政府に対する不満のあらわれと思われる。文在寅政権は、北朝鮮の相次ぐミサイル発射実験を強く非難し、「北朝鮮が態度を変化させなければ、対話は行わない」との意思を示し続けている。