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在韓米軍のウォールター・シャープ司令官は米現地時間の24日、「北朝鮮国内の不安定な情勢を念頭に置くべきだ」と言い、米韓当局が北朝鮮の急変事態に備えるべきだと強調した。

シャープ司令官はこの日、アメリカの下院の税出委員会の小委員会に出席し、「北朝鮮の中央集中式経済と荒廃した産業と不十分な農業の基盤、栄養不足の兵士と住民、核プログラムの開発、突発的に指導部を入れ替える可能性等が情勢不安や、予想しがたい出来事をもたらす可能性がある」と話した。

そして「米韓両国は北朝鮮国内の全ての急変事態の可能性に常に備えている」と説明した。

また「戦闘や様々な朝鮮半島の情勢不安の可能性、人道支援や大量破壊兵器の除去にいたるまで、あらゆる葛藤に対する準備ができている」と説明した。

特に「金正日の戦略的目標は生存と政権の維持で、核兵器プログラムは政権の生存のための戦略の核心だ。北朝鮮の核プログラムは既に数個の核兵器を製造するには充分なプルトニウムを持っていると考えられる」と話した。

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そして「北朝鮮軍部の意思決定の役割がより大きくなっている。通常兵器、非対称軍事力はまだ金正日の権力を保証する役割をしている」と話した。

シャープ司令官は「北朝鮮は通常兵器、非対称軍事力に資源を集中している。北朝鮮のミサイル能力は地域と世界の最も大きい脅威になっている。北朝鮮の持続的な核、ミサイル開発が最も懸念される事項だ」と強調した。

そして「北朝鮮がこのような能力を完全開発すると、アメリカと同盟国、国際社会にとって脅威になる」と説明した。

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後継者問題と関連しシャープ司令官は、「金正日が完全統制している。この1年間で金正日は3男のキム・ジョンウンを後継者として組織的に紹介してきた」と説明した。

2012年に予定されている戦時作戦統制権転換問題と関連し、「計画通りに動いている。戦時作戦統制権を移譲しても在韓米軍の戦力減少や朝鮮半島の安全保障などアメリカの意志は弱まらない。韓国軍独自の対応も求めていない 」と話した。

そして「アメリカは戦時作戦統制権を移譲した後も総体的な軍事力量を基に、拡張抑止力の提供を含め、米韓同盟を元に今と変わらない献身的な努力をする。アメリカの核の傘、通常爆撃、ミサイル防衛などを含めた総体的な軍事力を利用し、韓国を脅かす力へ抑止力を続けて提供する」と説明した。