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韓国・ハンナラ党のチョン・モンジュン代表は3日、国会で北朝鮮人権法が処理できなかったことを挙げ同法案の迅速な処理を促した。

チョン代表はこの日午前、ソウル市ヨイドにあるハンナラ党の事務所で開かれた、最高重鎮連席会議で「昨日で2月の臨時国会は終わったが、まだ処理できていない法案が多く国民を失望させた。その中の一つが北朝鮮人権法案だ」と指摘した。

続いて、「北朝鮮人権法案は先月11日に外交通商統一委員会を通過したが、民主党の議員が委員長を務めている法制司法委員会に上程すらできない状態が続いている」と話した。

また「民主党が北朝鮮人権法案に対して否定的な意見を持っているため、4月中の処理も難しそうだ」と話した。

さらに「民主党はこの法案が北朝鮮の内政干渉に当たる可能性があり、北朝鮮を刺激し南北関係に緊張をもたらすだけとの理由で反対している。しかし、人権問題を偏った見方や政治的な論理のみで扱っているという懸念がある」と指摘した。

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続いて、「南北間の政治的関係改善がなされれば、北朝鮮の住民の人権の実態については知らなくてもいい、関心を持たなくてもいいということなのか民主党に問いたい。民主党は人権保護をしばしば主張してきたが、これまでの人権侵害に対する懸念が本当だったのか疑わしい」と話した。

チョン代表は「南北関係が特殊であるため、北朝鮮の人権について話してはいけないのではなく、南北が同じ民族であるからこそ、北朝鮮の住民の人権に関心を持つべきであると思う」と話した。

最後に、「民主党政権の10年間、北朝鮮の住民の人権改善の兆しは無かった。民主党の懸念も考慮すべきものだが、我々はもう一歩前に進むために努力すべきだ」と強調した。