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とくに、目撃者証言を参考にしたと思しき韓国の小説『神の女』の描写は生々しい。それによると、禹仁姫氏に向けて7人ほどの射手が機関銃を一斉射撃。ボロキレのように変わり果てた彼女の姿が柱にくくりつけられていたという。

これは、1980年に起きたとされる出来事である。それから今に至るまで金王朝のやりたい放題が続いている現実の前で、愕然とするばかりだ。

(参考記事:「喜び組」を暴露され激怒 「身内殺し」に手を染めた北朝鮮の独裁者

高英起(コウ・ヨンギ)

1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。

脱北者が明かす北朝鮮 (別冊宝島 2516) 北朝鮮ポップスの世界 金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 (宝島社新書) コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記