しかも、側近を無残に処刑するなど国内での人権侵害の責任を問われ、「人道に対する罪」さえ問われようとしている金正恩氏と異なり、若年でこれまでの人生のほとんどを海外で過ごし、権力からも遠ざけられてきたハンソル氏は、これといった「罪」を背負っていないように見える。
(参考記事:「家族もろとも銃殺」「機関銃で粉々に」…残忍さを増す北朝鮮の粛清現場を衛星画像が確認)彼は既にフィンランドでのインタビューを通じて、正恩氏を独裁者と表現した。そして、今回は父である金正男氏の死亡に関して北朝鮮当局の主張を全否定した。