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以前にも紹介したエピソードだが、中国に輸出するツケマツゲ工場に雇われた少女たちの境遇について、平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋は次のように語っていた。

「工場側の労務管理は非常に巧みです。たとえば、工員たちに『ツケマツゲひとつ当たり、0.05米ドル(5セント)を支給する』と伝える。それが高いのか安いのかわからない少女らは、とにかく数をこなそうと必死で働くのです。また、旧正月などの祭日に際しては、普段は後日まとめ払いの賃金を日払いに切り替える。収入は変わらないのに、少しでも早くおカネを家に持ち帰りたい彼女たちは、文句も言えず労働に精を出すのです。地域によっては、9歳の子どもまでが工場で働いていると聞きます」