北朝鮮の金正恩党委員長は8日、シリアの「3月8日革命」から54周年に際し、同国のバッシャール・アサド大統領に祝電を送った。朝鮮中央通信が伝えた。
3月8日革命は、1963年にアラブ社会主義復興党(バアス党)シリア地域指導部が権力を掌握したクーデター。アサド大統領の父であるハーフェズ・アサド元大統領らが主導した。
正恩氏は祝電で、「敵対勢力の侵略と挑戦を粉砕して国の自主権と領土保全を守り抜くためのシリア政府と人民の正義の闘争に再度固い支持と連帯を送る」と述べている。
シリアは北朝鮮にとって武器輸出の「得意先」のひとつ。北朝鮮の国営メディアは、シリア軍とロシア軍による武装勢力「イスラム国」(IS)掃討作戦を頻繁に報じてきた。