核実験や弾道ミサイル発射の強行を受けた国際社会の対北朝鮮制裁の影響により、昨年の韓国と北朝鮮との貿易の規模は1998年以降で最低となった。聯合ニュースが伝えた。
韓国統一省によると、昨年の南北間の貿易額は3億3300万ドル(約37億8500万円)で、1998年に記録した2億2200万ドルに次ぐ低水準。韓国政府が2月10日、南北貿易の大部分を占めていた南北共同経済協力事業の開城工業団地の閉鎖を決めたことが最大要因となった。
過去、南北の貿易額が最大となったのは2015年の27億1400万ドルで、その9分の1程度に減った。
南北交流事業も事実上中断され、北朝鮮と韓国を往来した人の数は延べ1万4787人となり、前年(同13万2101人)の9分の1に減った。