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今月15日に北朝鮮を脱出した北朝鮮の国境警備隊員が、20日午後、延辺の朝鮮族自治州のサンホ(三合)で中国辺方隊によって逮捕された。

逮捕された北朝鮮の軍人は、咸鏡道の国境警備隊所属のキム・ジョンチョル初級兵(19)であると確認され、中国辺方隊はキム氏を早いうちに北送する予定と明らかにした。

キム氏は逮捕された時、北朝鮮から持って来たAK自動歩銃1丁と弾倉5個、実弾30発、帯剣等で武装した状態だった。

中国辺方隊の関係者は、“逮捕されたキム氏は銃器で武装していたが、中国の領土内で特別な犯罪の事実がないため、一般の脱北者と一緒に扱われ、じきに北朝鮮に送還されるだろう”と語った。

北朝鮮の消息筋によれば、キム氏は咸鏡道羅津区域一帯の国境警備隊所属で、今月11日に部隊内の専任兵との暴力事件が発生した直後、駐屯地を離脱した。

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咸鏡道の国境警備隊はキム氏が中国に脱出する可能性が高いと判断、中朝国境地帯である会寧やサンボン、ジョンャ湯n域では‘特別警戒令’を宣布して、逃走予想地域に警務官(憲兵)を急派した。

だがキム氏は15日、国境警備隊の包囲網をかいくぐり、中国に脱出することに成功した。キム氏は15日の夜明けに咸鏡道穏城郡のサンボン区から豆満江を越え、延辺の朝鮮族自治州のカイサントン(開山鈍)に来たと推測される。

翌日16日にキム氏はサンホジン江域のある農家に入り、食事をもらい、現金を要求したが、主人が強力に抵抗して、近隣の北方の山に逃げた。

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キム氏の突然の出現に驚いた農家の主人は、中国辺方隊にすぐこの事実を申告した。中国辺方隊はキム氏が中朝国境を越えた15日の午後、北朝鮮政府から逮捕の協力を要請された。

中国辺方隊は直ちにサンホジンに逮捕組を派遣し、キム氏の追跡に乗り出した。

また辺方隊は逮捕組の派遣と共に、キム氏の写真と外貌を説明するビラを製作して、近隣の住民に配布した。 延辺自治州の公安局も竜井のトールゲートに臨時検問所を設置し、検問と検索を強化した。

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辺方隊が製作して配布したビラには、“キム・ジョンチョルは19歳で、背は158cm、顔は丸く、顔色が青ざめて、眉毛は濃く、唇が厚い”と書かれている。

また、近隣の住民に‘一人で山へ行って働かないこと’、‘ キム・ジョンチョルに会ったら現場で衝突せずに逃げて、近くの交番に届けること’など、対処の要領を知らせた。

中国辺方隊は検挙に必要な手がかりを提供した場合、300~500人民元、重要な手がかりを提供した場合、1000~2000人民元の賞金を提供すると公表した。キム氏の逮捕に懸賞金として1万人民元(約120万ウォン)を出した。

本格的な捜索に乗り出した中国辺方隊は、17日からズシン(智新)、トシン(徳新)地域まで捜索範囲を広げた。

結局、キム氏は最初に食事をもらった江域付近の農家から約1km離れた山中で、脱北から5日後に逮捕された。辺方隊の関係者は、”逮捕当時、キム氏は飢えによる脱力状態で、何の抵抗もなく素直に中国辺方隊に投降した”と語った。

この関係者は“北朝鮮政府がキム氏の身元まで提供し、逮捕の協力を要請してきた。キム氏の身元が確保されれば、すみやかに送還することを求めたので、簡単な調査だけ終わらせて、直ちに北朝鮮に送られる嵐閨hと付け加えた。