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「新しい一年が始まるこの場に立つと、私を固く信じ、一心同体となって熱烈に支持してくれる、この世で一番素晴らしいわが人民を、どうすれば神聖に、より高く戴くことができるかという心配で心が重くなります。 いつも気持ちだけで、能力が追いつかないもどかしさと自責の念に駆られながら昨年を送りましたが、今年は一層奮発して全身全霊を打ち込み、人民のためにより多くの仕事をするつもりです」

正恩氏が、間違いなくこう言ったのである。民意によって選ばれた、どんな民主主義国家の元首にも劣らぬ殊勝な物言いではないか。海外のドラマや映画を見ただけの庶民を拷問したり殺したりする独裁者の発言とは、到底思えない。

(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

北朝鮮の最高指導者がこのような自己批判を行うのは異例であり、韓国の専門家やメディアは「新たなリーダーシップ戦略」から出たもの、との見解を示している。