1. 市場の現況
– 10月29日に平城場を訪問。以前の平城場を撤去した後、市場には建物の外壁と屋根が出来上がったが、内部の工事は中断中。
– 平壌市の市場予定地は、屋根と外壁の鉄骨だけが出来上がっていて、現在工事はストップしている。平城場の周辺の路地にはイナゴ市場(取り締まりを避けて路地で移動しながら商売している市)がいくつも開いていて、取り締まる保安員と商人の間で摩擦が頻繁に起きて騒ぎが絶えない。
– 平壌の市場は10月末頃に行って来たが、平壌の統一通り市場には300~400人の商人と100人余りの住民がいただけで閑散としていた。市場が無くなるといううわさが広まっていた。
– ャン区域のハシン市場、ピョンチョン区域市場、ヒョンジェサン区域市場は以前と変わりなかった。
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– 11月8日の状況
-サンダン洞は全て撤去した。ハダン洞は鉄道大学前まで半分程度撤去した状態。チュンダン洞は村を少しだけ撤去。
(サンダン洞, チュンダン洞, ハダン洞は平壌のヒョンジェサン区域の地名)
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– 撤去した地域の内側は、第7総局、第8総局、3大革命小組、00突撃隊以外は住民の姿を見かけない。
– コサン村は3つの洞(5階建ての建物)が基礎工事中で、半分程度の高さの建物の国「だけが数か所にあり、残りは鉄筋がむき出たままだが、資材不足のため工事が中断している。
– 撤去する地域に駐屯している軍隊が住民の家にこっそり入ったり、窓や壁に穴をあけて盗みを働いているため住民の非難も多い。テレビや冷蔵庫、タンスなど大きな家具には手を出さず、服(パンティーまで盗まれることがある)や靴、食器まで盗んでいくという。
3. 平壌市内の取り締まり
– 取り締まりは監視隊と保安員、警務(憲兵)が行い、強化された。
– 人民学校の監視隊は男女2~3人が人民学生を対象に徽章やネクタイを主に取り締まり、中学校の監視隊は男女2~3人が中学生を対象に服装や髪形を主に取り締まり、大学生の監視隊は男性2~3人が中学生以上のすべての人を対象に服装や髪形を取り締まっている。
– 男性は額の上で髪を分けていたらはさみで髪を切られ(本人も取り締まられてサイドの髪を切られた)、自転車は歩道だけを通ることが許されていて、後ろに人や荷物を乗せることは禁じられている。
4. 後継者関連
– 11月初めには普通江区域の普通門と平壌体育館の間に太陽の像があり、キム・ジョンウンの写真があった。
– 若い人の肖像でスローガンには000 キム・ジョンウン大将と書かれていた。バスに乗っていた時に見かけたスローガンは正確に思い出せない(名前はキム・ジョンウンだったと思う)
<11月に北朝鮮を出た平壌居住の華僑2人とのインタビューの要約>
1.基本的な物価(単位: 1キロ)
-米(平壌では8-9月に2,300ウォンまで上がったが、10月から値下がりして11月初旬には1,900ウォン/ 沙里院では1,800ウォンまで値段が下がった/ 黄海道の穀倉地帯の米の卸売り値と、平壌市場の小売値には約400~500ウォンの差がある)/ トウモロコシは1,100~1,200ウォン/ 小麦粉は2,100~2,200ウォン
-卵は1個300ウォン/ 豚肉は5,000~6,000ウォン/ 豆油(中国産は4.7キロで3万ウォン/朝鮮産は1キロで5,000ウォン)
ガャ潟