韓国の聯合ニュースによると、今年の決議案には昨年までにはなかった「北朝鮮の人権蹂躙が指導者が実質的に統制する機関によって行われている(by institutions under the effective control of its leadership)」という表現が明記された。
同ニュースは、北朝鮮の人権蹂躙の最高責任者は金正恩党委員長であるということを定めたものと解釈できるという見方を示した。
さらに今回の決議案には、北朝鮮が海外に派遣している労働者が置かれた劣悪な環境や搾取に関する内容が初めて含まれた。また、北朝鮮の核・ミサイル実験が、同国の人権状況に悪影響を及ぼしているという表現も盛り込まれた。
第3委員会で可決されれば、事実上決議案は確定する。形式上、12月中に開催される本会議で最終的に採択される見通しだ。