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去年5月頃に中朝国境で、南平通商区を通って北朝鮮に出入りする数十台のトラックを見かけました。写真に写っている北朝鮮側の地域は咸鏡北道茂山です。

順番を待っていた中国のトラックが次々と茂山鉱山に向かい、休む間もなく鉄鉱石を積んで来ます。

初めて見た時はトラックの規模に驚きましたが、これまで中国が茂山鉱山などの地下資源に集中的に投資して来て、北朝鮮の地下資源の相当部分が中国に送られているのは明らかな事実です。

中国の対北投資は2004年以後急増していますが、なかでも70%が茂山鉱山などの地下資源の開発に集中しています。特に去年5月は対北制裁が行われる前だったこともあり、両国間の鉱山資源の開発と協力は比較的活発に行われていました。

北朝鮮が核実験を実施した後、アメリカが北朝鮮の「朝鮮鉱業開発貿易」を制裁対象リストに入れたため、投資された資本が一部撤収しましたが、今でも北朝鮮の中国依存度は高いといえます。

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対北制裁を実施した後、南平通商区を通じた茂山鉱山の鉄鉱石の流入に、どのような変化があったのか調べたいと思います。