この報告書では、北朝鮮とともにアルジェリア、ミャンマー、イラン、ロシア、シリアなど27カ国を最低の「段階3」とした。
「段階1」と評価されたのは、西欧のほとんどの国、米国、韓国、台湾、フィリピンなど36カ国、「段階2」とされたのは、日本を含む122カ国だ。日本は、G7では唯一の「段階2」である。
報告書では、日本の外国人研修制度について「実質的な強制労働になっていることが多い」と指摘。「援助交際」や「JK(女子高生)ビジネス」、日本人男性の海外への児童買春旅行が行われていることについて「人身売買の排除にむけた最低限の水準を満たしていない」として、12年連続で「段階2」とした。